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 2024年09月02日

<No 1>

■勉強になった本「歎異抄」がスゴイ!! by 富良野のオダジーJr.

今回は「歎異抄(たんにしょう」について書きたいと思います。

というのも、お墓参りやお葬式の時に「ナムアミダブツ(南無阿弥陀仏)」、とか「ナムミョウホウレンゲキョウ(南無妙法蓮華経)」とか言ってるけど、たいして意味とかも知らないで言ってるよな〜と思っていました。

そこで、いよいよ勉強してみようと思い、初心者でも読みやすそうな本を探していたところ、「『歎異抄』入門 無宗教からひもとく(著:阿満利麿)」を見つけたので、読んでみました。

難しいジャンルですが、ほぼ知識ゼロで読んでも、とっつきやすい文章や解説でとても読みやすく、「仏教ってこんな感じなのか」と少し分かったような気がし、勉強になりました!

まー、本を1冊読んだ程度では「仏教ってすごく奥深いんだな〜」と感じることしかできませんでしたが、大変興味深く、他の本も読んでみようかなと思いました。

以下、成り立ちや内容について軽く触れていきたいと思いますが、そもそもあまり知識が無く、内容が複雑なため、間違っている部分もあるかとは思いますが、ご了承ください(^^;)

■まず「歎異抄」について
「歎異抄」は今から700年以上前に成立したと言われています。
というのも、原本が現存しておらず、現存している写本にも執筆年月日が書かれていないため、正確な成立時期は不明のようです。

また作者についても諸説あるようですが、とりあえず親鸞聖人の弟子の「唯円(ゆいえん)」という方であるというのが有力なようです。

そして、「歎異抄」は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の死後、門弟たちの間や世の中に親鸞聖人の「教え」と異なる解釈が広がっていくことに危機感を覚えた唯円が、誤って広がった「親鸞聖人の教え」を正し、本来の教えが広がることを願って書いたものとのことです。

「異」なる教えが広がることを「歎」くということで、『歎異抄』と名付けられたとのことです。

■「歎異抄」の内容について
メインの内容としては、めちゃくちゃシンプルに言うと、「本願念仏(ほんがんねんぶつ)」について、前半部分は唯円が親鸞聖人から直接聞いた話や語っていたことを書き記してあり、後半部分は間違って広がった解釈を正しています。

「本願念仏」とは、【「南無阿弥陀仏」と称えれば、いかなる人間(善人・悪人問わず)でも必ず救われる(極楽浄土に迎えてくれて仏になれる)】ということです。

ここだけ聞くと、「念仏を称えるだけでいいの?」、「なんで悪人まで救うの?」など、ちょっとどういうこと?!って思いますよね。

私にはちゃんと説明できるほどの知識がありませんので、興味のある方は是非読んでみてください!


■最後に話の本筋とはあまり関係ないところで面白かったところをご紹介したいと思います。

法蔵(阿弥陀仏の前身で、人間だったころの名)が理想の仏土(阿弥陀仏の国)の設計図とそこに行くため方法「行(ぎょう)」を明らかにするために、「五劫(ごこう)」という時間を要することになったというところです。

「劫」とはインド神話の時間の単位で、言い伝えでは、四方が一由旬(※1)の鉄の城に芥子粒(※2)満たし、百年ごとに一粒ずつ取り出して、芥子粒全部が無くなってもまだ「一劫」は終わらないらしいです。

本の中でも「ほぼ無限に近い」といっていますが、それを5回もやるって、ホントちょっと想像できないくらいの時間ですよね!
そんな途方もない時間をかけてつくって頂いたんだな〜と知って、面白かったです。

※1:一由旬(いちゆじゅん)とは、古代インドの距離の単位で、約7キロメートルという説があるようです。
※2:芥子粒(けしつぶ)とは、ケシの種子。きわめて小さいもののたとえとのことです。

ちなみに、法蔵の師匠の世自在王仏(せじざいおうぶつ)という仏の寿命は「四十二劫」とのことです。
レベルが違いすぎて、何かドラゴンボールの「(フリーザ)わたしの戦闘力は53万です。」に通じるところがありますよね〜(´∀`)

■あとがき
こういう哲学的なものは、いわゆる“答え”というものがハッキリと示されているわけではなく、人生や物事の本質について“考え続ける”ことが大事!ということで、そもそも「わかる・わかんない」というものでもないみたいなので、まずは気軽にこの機会に一人でも多くの方に読んでもらいたいです!


  

 2024年08月27日

<No 2>

■勉強になった本「学問のすゝめ」がスゴイ!! そのA by 富良野のオダジーJr.

今回は以前に紹介した「学問のすゝめ」についてです。

僕が読んだ、「現代語訳学問のすすめ(ちくま新書)著者/編集:福沢諭吉, 齋藤孝」から、勉強になったところを紹介したいと思います。

■なぜ「学問」が大切なのか
聞いたことがある方も多いと思いますが、福沢諭吉先生の有名なフレーズで、

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

というのがあります。

ただこのフレーズを聞いただけでは、「人間はみんな平等なんだ」ってことかな〜と思う方も多いと思いますが、福沢諭吉先生が伝えたいのはそういうことではなく、このフレーズは「前置き」であり、このあとに本当に伝えたいことを語っています。

その内容を「現代語訳学問のすすめ(ちくま新書)著者/編集:福沢諭吉, 齋藤孝」をもとにまとめてみると…

「人はみな生まれながらに同じ権利を持ち、生まれよる身分の上下は無く、平等である」と言われているが、世の中を見てみると、賢い人も愚か人もいる。貧しい人もお金持ちもいる。社会的地位の高い人も低い人もいる。こうした雲泥の差と呼ぶべき違いはどうしてできるのか。それは“学ぶ”か“学ばない”によってできるものなのだ。」

つまり、貧富の差や社会的地位などの違いは、しっかりと「学問」をやっているかどうかだということです。

■福沢諭吉先生のいう「学問」とは
「ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読んだり、和歌や詩を作るといった世の中での実用性のない学問を言っているのではない。一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である。実生活も学問であって、実際の経済も学問、現実の世の中の流れを察知するのも学問である。それぞれの学問で事実を押さえて、物事の性質を客観的に見極め、物事の道理をつかまえて、いま現在必要な目的を達成すべきである。こういった学問は人間にとって当たり前の実学であり、身分の上下なく、みなが身につけるべきものである。」

良いこと言うなぁ!と思うと同時に、自分の普段の生活態度に喝をいれられているようで、背筋が伸びますよね(^^;)

福沢諭吉先生は、「これを勉強しろ!」と言っているのではなく、“学ぶこと”・“知識を広げること”の大切さと、学ぼうする“姿勢・意識”が大事であるという、生きていくうえで必要な基本的な心構えを教えてくれています。

そして、教科書を使っての“学力”を上げるための勉強だけではなく、世界情勢など世の中について調べたり、運動やスポーツをしたり、音楽を聴いたり、料理や掃除などの家事をやったり、旅行に行ったり、友達だけでなく、いろんな人と交わったり、結婚や育児をしたりなど、いろんなことを経験し、いろんな人の話を聞いたり、自分で工夫したりして、物事の道理や本質について勉強することが本当の「学問」ということも教えてくれています。

■あとがき
今回ご紹介したのはほんの一部で、他にもたくさんの勉強になることが書いてありますので、是非、この機会に一人でも多くの方に読んでもらいたいです!!


  

 2024年06月14日

<No 3>

■アストン・ヴィラが41年ぶりにCL出場権獲得&#129409;! by 富良野のオダジーJr.

またまた、アストン・ヴィラについてです⚽

最終節までもつれたプレミアリーグの優勝争いはマンチェスターシティの4連覇で幕を閉じました。
ただ、今シーズンはそんなことよりも、アストン・ヴィラの4位でフィニッシュしたことがとにかく嬉しいです!!やったー!

じつに41年ぶりのCL出場です✌!
来年はクラブ創設150年と記念すべき年でもあるので、最高のタイミングで最高の結果が出ました!
また、CL出場による分配金・ボーナス等で収入やブランドがつくので、選手獲得などストーブリーグも例年以上に楽しみです。
エメリ監督とも契約を5年延長ということで、今後もこの強さを維持していってほしいですね〜☺

今から新シーズンが楽しみです!!

  

 2024年06月06日

<No 4>

■勉強になった本「学問のすゝめ」がスゴイ!! by 富良野のオダジーJr.

今回は福沢諭吉の「学問のすゝめ」について書きたいと思います。
というのも、何か良い本ないかな〜と探しているときに、たまたま見つけた「現代語訳学問のすすめ(ちくま新書)著者/編集:福沢諭吉, 齋藤孝」を読んでみたところ、とても勉強になることがたくさん書いてあり、これはみんな(大袈裟に言えば日本国民全員)が読むべき本だ!!と思ったからです。

福沢諭吉の「学問のすゝめ」は、明治5年(1872年)に初編が出版され、明治9年(1876年)までに全17編が発行され、明治13年(1880年)に1冊の本に合本されました。
内容をかなりザックリというと、学問の目的や重要性から、国・国民のあり方など、人生や国家の独立・発展について必要なことが書かれています(ザックリ纏めるのも難しい程、いろんなことが書いてあります)。

当時ベストセラーとなり、ネットで調べると最終的には300〜400万部以上売れたとされているようです。当時の日本の総人口は3300万人程だったようなので、人口の10人に1人が買って読んだということになります!
買わずに借りて読んだ人もいると思うので、読んだ人はもっと多いでしょうね。
ちなみに現代で計算すると、令和6年5月現在の日本の総人口は1億2393万人なので、約1,239万部です!!
10万部以上売れるとベストセラーということ考えると、天文学的数字ですね!!

これだけ多くの人たちが読んでいたので、明治維新の激動の時代も乗り越えることができたんだなぁと思うと納得です!

本の内容についても少しご紹介しようと思ったのですが、本の紹介だけで長文になってしまったので、次回にでもご紹介したいと思います。

「学問のすゝめ」自体はとても有名なのでご存じの方も多いと思いますが、私のように読んだことないって人も結構多いのではないかなと思います。

是非、この機会に一人でも多くの方に読んでもらいたいです!!



  

 2024年04月11日

<No 5>

■令和6年4月1日より、相続登記の申請が義務化! by 富良野のオダジーJr.

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●相続登記の申請義務化とは
令和6年4月1日から、相続(遺言を含む)により不動産を取得した相続人は、その不動産を取得したことを知った日から3年以内に、相続登記の申請をすることが法律上の義務になりました。遺産分割で不動産を取得した場合も、遺産分割から3年以内に遺産分割の内容に応じた登記をする必要があります。
正当な理由がないのに相続登記をしない場合、10万円以下の過料が科される可能性があります。
また、令和6年4月1日より前に相続によって取得した不動産についても、相続登記をしていない場合には、相続登記の申請義務化の対象となり、令和9年3月31日までに相続登記をする必要があります。

●相続登記の義務化の背景
相続登記がされないと、登記簿を調べても所有者が分からない「所有者不明土地」になってしまいます。所有者不在土地になってしまうと、いざ処分しようと思っても売買等の取引ができない、公共事業等の妨げになる、空き家として長期間放置されることにより雑草の繁殖や野生動物が住み着く等の公衆衛生の悪化、不法占有者等による治安の悪化など、様々な問題が生じます。この問題を解決するため、これまで任意だった相続登記が義務化されることになりました。

●相続人申告登記制度の新設について
相続登記の義務化により、相続を知ってから3年以内という期限が定められましたが、相続登記をしないまま長期間経過したことにより相続人の数が増え、簡単に遺産分割協議ができない、相続人同士の話し合いがまとまらない等により、期限内に相続登記ができない場合も考えられます。そこで救済処置として定められたのが、「相続人申告登記制度」です。上記のように相続登記が期限内にできない場合に応急処置として「相続人申告登記」をすることで、相続登記の申請義務を果たすことができるというものです。
ただし、あくまでも申請義務を果たすための応急処置なので、不動産の売却等を行うには相続登記をしなければなりません。

●まとめ
簡単にではありますが、「相続登記の申請義務化」についてご紹介させて頂きました。弊社に不動産売却のご依頼を頂く物件にも、相続登記をしていないケースが多数ございます。相続登記が完了しないと売却ができませんので、その際は登記の専門家である司法書士をご紹介させて頂くこともございます。今回の新制度の創設は、ご所有されている不動産について、改めてご確認するのにいい機会かもしれません。
「相続登記」や「相続登記の申請義務化」の詳細については、法務省のHPで公表されていますので、ご興味のある方は是非ご覧になっていただければと思います。

【法務省のHP】
・法務省:相続登記の申請義務化特設ページ

・法務省:不動産を相続した方へ 〜相続登記・遺産分割を進めましょう〜