オフィスフラノ不動産は北海道・富良野市を中心とした土地・建物の売買の不動産情報をお届けします。
2025年04月16日
<No 1>
■令和7年の地価公示について by 富良野のオダジーJr.
■地価公示について
地価公示とは、地価公示法に基づき、国土交通省の土地鑑定委員会が、選定した標準地の毎年1月1日時点における1u当たりの正常な価格を判定し公示するもので、この地価公示によって公表される価格を公示価格といいます。
一般の土地の取引価格の指標とするなどのため行われ、令和7年度の地価公示では、全国25,563地点で実施されました。
ちなみに、公示価格はその土地を更地として評価したもので、建物の有無や借地などの土地の使用状況は、価格には加味されません。
■令和7年の富良野市に動向
富良野市の標準地は、末広町、南麻町、瑞穂町、日の出町、北の峰町の5地点です。
令和7年度の価格は下記になります。
・末 広 町:24,700円/u(約81,650円/坪) 対前年変動率:+1.2(%)
・南 麻 町:17,000円/u(約56,200円/坪) 対前年変動率: 横ばい
・瑞 穂 町:19,000円/u(約62,800円/坪) 対前年変動率: 横ばい
・日の出町:32,500円/u(約107,440円/坪) 対前年変動率: 横ばい
・北の峰町:65,000円/u(約214,880円/坪) 対前年変動率:+31.3 (%)
北の峰町の対前年変動率の+31.3%は、住宅地部門で変動率が2年連続で全国1位となり、坪単価もついに20万円を超えました。
末広町はここ数年ずっと横ばいで推移していましたが、ついに上昇(+300円)に転じました。
その他の地点は横ばいとなっています。
■令和7年の全国の動向
国土交通省のHPによると、全国の全用途平均・住宅地・商業地のいずれも4年連続で上昇し、上昇率が拡大したとのことです。
全国の住宅地の変動率のトップ10で、富良野以外の北海道では、今年も千歳市が4位で94,000円/u(約310,740/坪)・対前年変動率+22.9%でした。去年に引き続き、大手半導体メーカーのラピダスの影響と思われます。
ちなみに、全国で一番価格が高い地点は、住宅地では今年も港区赤坂1−14−11で、5,900,000円/u(約1,950万円/坪・前年比+10.3%)、商業地では今年も銀座4−5−6(山野楽器銀座本店)で、60,500,000円/u(2億円/坪・前年比+8.6%)となっています。
国土交通省のHPで、他にもいろんな種類のデータが公表されていますので、ご興味のある方は是非ご覧になって頂ければと思います。
2024年09月02日
<No 2>
■勉強になった本「歎異抄」がスゴイ!! by 富良野のオダジーJr.
今回は「歎異抄(たんにしょう」について書きたいと思います。
というのも、お墓参りやお葬式の時に「ナムアミダブツ(南無阿弥陀仏)」、とか「ナムミョウホウレンゲキョウ(南無妙法蓮華経)」とか言ってるけど、たいして意味とかも知らないで言ってるよな〜と思っていました。
そこで、いよいよ勉強してみようと思い、初心者でも読みやすそうな本を探していたところ、「『歎異抄』入門 無宗教からひもとく(著:阿満利麿)」を見つけたので、読んでみました。
難しいジャンルですが、ほぼ知識ゼロで読んでも、とっつきやすい文章や解説でとても読みやすく、「仏教ってこんな感じなのか」と少し分かったような気がし、勉強になりました!
まー、本を1冊読んだ程度では「仏教ってすごく奥深いんだな〜」と感じることしかできませんでしたが、大変興味深く、他の本も読んでみようかなと思いました。
以下、成り立ちや内容について軽く触れていきたいと思いますが、そもそもあまり知識が無く、内容が複雑なため、間違っている部分もあるかとは思いますが、ご了承ください(^^;)
■まず「歎異抄」について
「歎異抄」は今から700年以上前に成立したと言われています。
というのも、原本が現存しておらず、現存している写本にも執筆年月日が書かれていないため、正確な成立時期は不明のようです。
また作者についても諸説あるようですが、とりあえず親鸞聖人の弟子の「唯円(ゆいえん)」という方であるというのが有力なようです。
そして、「歎異抄」は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の死後、門弟たちの間や世の中に親鸞聖人の「教え」と異なる解釈が広がっていくことに危機感を覚えた唯円が、誤って広がった「親鸞聖人の教え」を正し、本来の教えが広がることを願って書いたものとのことです。
「異」なる教えが広がることを「歎」くということで、『歎異抄』と名付けられたとのことです。
■「歎異抄」の内容について
メインの内容としては、めちゃくちゃシンプルに言うと、「本願念仏(ほんがんねんぶつ)」について、前半部分は唯円が親鸞聖人から直接聞いた話や語っていたことを書き記してあり、後半部分は間違って広がった解釈を正しています。
「本願念仏」とは、【「南無阿弥陀仏」と称えれば、いかなる人間(善人・悪人問わず)でも必ず救われる(極楽浄土に迎えてくれて仏になれる)】ということです。
ここだけ聞くと、「念仏を称えるだけでいいの?」、「なんで悪人まで救うの?」など、ちょっとどういうこと?!って思いますよね。
私にはちゃんと説明できるほどの知識がありませんので、興味のある方は是非読んでみてください!
■最後に話の本筋とはあまり関係ないところで面白かったところをご紹介したいと思います。
法蔵(阿弥陀仏の前身で、人間だったころの名)が理想の仏土(阿弥陀仏の国)の設計図とそこに行くため方法「行(ぎょう)」を明らかにするために、「五劫(ごこう)」という時間を要することになったというところです。
「劫」とはインド神話の時間の単位で、言い伝えでは、四方が一由旬(※1)の鉄の城に芥子粒(※2)満たし、百年ごとに一粒ずつ取り出して、芥子粒全部が無くなってもまだ「一劫」は終わらないらしいです。
本の中でも「ほぼ無限に近い」といっていますが、それを5回もやるって、ホントちょっと想像できないくらいの時間ですよね!
そんな途方もない時間をかけてつくって頂いたんだな〜と知って、面白かったです。
※1:一由旬(いちゆじゅん)とは、古代インドの距離の単位で、約7キロメートルという説があるようです。
※2:芥子粒(けしつぶ)とは、ケシの種子。きわめて小さいもののたとえとのことです。
ちなみに、法蔵の師匠の世自在王仏(せじざいおうぶつ)という仏の寿命は「四十二劫」とのことです。
レベルが違いすぎて、何かドラゴンボールの「(フリーザ)わたしの戦闘力は53万です。」に通じるところがありますよね〜(´∀`)
■あとがき
こういう哲学的なものは、いわゆる“答え”というものがハッキリと示されているわけではなく、人生や物事の本質について“考え続ける”ことが大事!ということで、そもそも「わかる・わかんない」というものでもないみたいなので、まずは気軽にこの機会に一人でも多くの方に読んでもらいたいです!
2024年08月27日
<No 3>
■勉強になった本「学問のすゝめ」がスゴイ!! そのA by 富良野のオダジーJr.
今回は以前に紹介した「学問のすゝめ」についてです。
僕が読んだ、「現代語訳学問のすすめ(ちくま新書)著者/編集:福沢諭吉, 齋藤孝」から、勉強になったところを紹介したいと思います。
■なぜ「学問」が大切なのか
聞いたことがある方も多いと思いますが、「学問のすゝめ」はこの有名なフレーズから始まります。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言えり。
このフレーズはアメリカやフランスの独立宣言にも載っているようで、福沢諭吉が渡米・渡欧した際に学んだようです。
ただこのフレーズを聞いただけでは、「人間はみんな平等なんだ」ってことかな〜と思う方も多いと思いますが、福沢諭吉先生が伝えたいのはそういうことではなく、このフレーズは「前置き」であり、このあとに本当に伝えたいことを語っています。
その内容を「現代語訳学問のすすめ(ちくま新書)著者/編集:福沢諭吉, 齋藤孝」を読んでみると…
↓
「人はみな生まれながらに同じ権利を持ち、生まれよる身分の上下は無く、平等である」と言われているが、世の中を見てみると、賢い人も愚か人もいる。貧しい人もお金持ちもいる。社会的地位の高い人も低い人もいる。こうした雲泥の差と呼ぶべき違いはどうしてできるのか。それは“学ぶ”か“学ばない”によってできるものなのだ。」
つまり、貧富の差や社会的地位などの違いは、しっかりと「学問」をやっているかどうかだということです。
■福沢諭吉先生のいう「学問」とは
抜粋すると、「ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読んだり、和歌や詩を作るといった世の中での実用性のない学問を言っているのではない。一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である。実生活も学問であって、実際の経済も学問、現実の世の中の流れを察知するのも学問である。それぞれの学問で事実を押さえて、物事の性質を客観的に見極め、物事の道理をつかまえて、いま現在必要な目的を達成すべきである。こういった学問は人間にとって当たり前の実学であり、身分の上下なく、みなが身につけるべきものである。」と書いてあります。
「活用なき学問は無学に等しい」とも言っています。
良いこと言うなぁ!と思うと同時に、福沢諭吉先生に「お前はちゃんと学問をやっているのか!」と、自分の普段の生活態度に喝をいれられているようで、背筋が伸びますよね(^^;)
福沢諭吉先生は、「勉強して良い大学に行け!」とか「出世して偉くなれ!」と言っているのではなく、自分の特徴や社会的役割をしっかり考えて目標を設定し、目標に向かって一生懸命頑張るという生きていくうえで必要な基本的な心構えを教えてくれています。
そうすることで経済的にも豊かになり、幸せにもなる。国民それぞれが自立・独立することで、国も独立・繁栄していく。
つまり、教科書を使っての“学力”を上げるための勉強だけではなく、世界情勢など世の中について調べたり、運動やスポーツをしたり、音楽を芸術を鑑賞したり、旅行等で国内、海外のいろんな所に行ったり、友達だけでなく、いろんな人と交流したり、結婚や育児・料理や掃除などの家事をやったりなど、いろんなことを経験して、物事の道理や本質・生き方について勉強することが本当の「学問」ということも教えてくれています。
■あとがき
今回ご紹介したのはほんの一部で、他にもたくさんの勉強になることが書いてあります。
また、1回読んだだけでは全部を受け止められないので、何回も読み直していきたいと思っています。
是非、この機会に一人でも多くの方に読んでもらいたいです!!
2024年06月14日
<No 4>
■アストン・ヴィラが41年ぶりにCL出場権獲得🦁! by 富良野のオダジーJr.
またまた、アストン・ヴィラについてです⚽
最終節までもつれたプレミアリーグの優勝争いはマンチェスターシティの4連覇で幕を閉じました。
ただ、今シーズンはそんなことよりも、アストン・ヴィラの4位でフィニッシュしたことがとにかく嬉しいです!!やったー!
じつに41年ぶりのCL出場です✌!
来年はクラブ創設150年と記念すべき年でもあるので、最高のタイミングで最高の結果が出ました!
また、CL出場による分配金・ボーナス等で収入やブランドがつくので、選手獲得などストーブリーグも例年以上に楽しみです。
エメリ監督とも契約を5年延長ということで、今後もこの強さを維持していってほしいですね〜☺
今から新シーズンが楽しみです!!
2024年06月06日
<No 5>
■勉強になった本「学問のすゝめ」がスゴイ!! by 富良野のオダジーJr.
今回は福沢諭吉の「学問のすゝめ」について書きたいと思います。
というのも、何か良い本ないかな〜と探しているときに、たまたま見つけた「現代語訳学問のすすめ(ちくま新書)著者/編集:福沢諭吉, 齋藤孝」を読んでみたところ、とても勉強になることがたくさん書いてあり、これはみんな(大袈裟に言えば日本国民全員)が読むべき本だ!!と思ったからです。
■まず福沢諭吉先生について
福沢諭吉と言えば、前一万円札の人で有名です。
天保5年(1835年)に生まれました。今から190年前ですね。
2歳で父親が亡くなり、わりと貧しい家庭で下駄づくりなどの内職をして家計を助けていたそうです。
14,5歳になってから、近所で自分だけ勉強をしていないのも世間体が悪いということで勉強を始めたみたいです。
ただ、勉強を始めるとメキメキと実力を伸ばしていったそうで、流石です。
その後に学校を創立する人なので、てっきり幼少期から勉強三昧かと思いきや意外ですよね〜。
■当時の時代背景について
福沢諭吉が19歳の時にペリー来航(1853年)があり、西欧列国の凄さを肌で感じます。
26歳(1860年)の時に幕府の使節団に加わり渡米、28歳(1862年)で幕府の遣欧使節団の通訳としてフランス・イギリス・ポルトガル・ロシアなどのヨーロッパへ行き、33歳(1867年)に幕府の軍艦受取委員の随員として渡米と合計3回海外に渡航し、西洋の技術や経済、政治などに触れることで、国の独立や新政府設立に向けた勉強をしました。
そして、34歳(1868年)のときに「慶應義塾」を創設します。
その後、37歳(1871年)で廃藩置県、43歳(1877年)に西南戦争があり、明治維新が終わりを迎え、67歳(1901年)でこの世を去ります
幕末から明治維新のものすごい激動の時代をど真ん中で過ごしました。
■「学問のすゝめ」について
「学問のすゝめ」は福沢諭吉が38歳(明治5年・1872年)の時に初編が出版され、明治9年(1876年)までに全17編が発行され、明治13年(1880年)に1冊の本に合本されました。
誰でも読みやすいように、難しい表現や文章にしないように書かれています。
また、全17編と小分けしたことで経済的にも購入しやすくしたとのことです。
そして当時ベストセラーとなり、ネットで調べると最終的には300〜400万部以上売れたとされているようです。当時の日本の総人口は3300万人程だったようなので、人口の10人に1人が買って読んだということになります!
買わずに借りて読んだ人もいると思うので、読んだ人はもっと多いでしょうね。
ちなみに現代で計算すると、令和6年5月現在の日本の総人口は1億2393万人なので、約1,239万部です!!
10万部以上売れるとベストセラーということ考えると、天文学的数字ですね!!
■内容を少し
内容をかなりザックリというと、鎖国・幕府の時代が終わり、これから国際社会の中で「国として独立」するためには何が大切なのかということが書いてあります。
それは、国民の生き方・あり方から始まり、国民が独立・発展することで国も独立し、発展・繁栄していくというようなことが書かれています(ザックリではとても語れない程、たくさんの大切でありがたいことが書いてあります!!)。
これだけ多くの人たちが読んでいたので、明治維新の激動の時代も乗り越えることができたんだなぁと思うと納得です!
■最後に
本の内容についても少しご紹介しようと思ったのですが、本の紹介だけで長文になってしまったので、次回にでもご紹介したいと思います。
「学問のすゝめ」自体はとても有名なのでご存じの方も多いと思いますが、私のように読んだことないって人も結構多いのではないかなと思います。
是非、この機会に一人でも多くの方に読んでもらいたいです!!